アルギニンの含有量

テレビやWEB上で、アルギニンの含有量に関する情報を目にすることが最近多くなりました。例えばある文献によると、高野豆腐100gあたりに4.2gのアルギニンが含まれているそうです。個人(年齢や体調)によって必要な量に差はありますが、アルギニンは1日あたり5gも摂取すればそれなりの効果が期待できるという報告もあるくらいですから、毎日高野豆腐を食べていれば、少なくともアルギニン不足に悩ませられることはなさそうです。ここではその含有量についてもう少し詳しくみていきましょう。



アルギニンは野菜を除く主だった食品に多く含まれています。代表的なものでは肉や魚、大豆に代表される豆類やナッツ(木の実)全般、あるいはチーズや牛乳などです。順番に見て行きましょう。以下は100g中の含有量(g)です。

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肉類では特に鶏肉と豚肉に多く含まれる傾向があり、ささみや鶏胸肉で1.6g、豚のロースやヒレでも1.4g程度です。比較的少ない牛肉でも1.2g程度はあるようです。

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魚介類では海老の2.0gを筆頭に、マグロやカツオが1.4gと続きます。
豆類ではやはり2.8gの大豆が優秀で、きな粉やそら豆が2.5g程度、和食に欠かせない味噌も0.8gとはいえ料理での使用頻度を考えるとあなどれません。
そしてなによりナッツ(木の実)ではピーナッツの3.2gから始まりアーモンド、胡桃、ゴマなどは概ね2.0~3.0gと非常に豊富です。
他にも蕎麦やチーズの1.0gや白米やスパゲティの0.5gなども、日常的に食べることを考えると優秀な食品群といえるようです。

ところで当然のことですが、同じ食品であってもアルギニンの含有量は差があります。仮に高野豆腐であれば、産地や原料となる豆腐の種類によってその含有量は異なるわけです。

ですから上記はあくまで目安と考えて下さい。また、摂取する側の必要量も人それぞれ異なることは言うまでもないでしょう。大きな怪我や手術をした人や、病気で体力や抵抗力が下がってしまっている人にとっては、傷の治りを速め、免疫力を強化してくれるアルギニンは、健康な人のそれよりも大量に必要です。逆に妊娠中の女性やヘルペスなどの感染症、胃腸に不安を抱える方は、あえて大量に摂取する必要はないでしょう。

特に通常生活を送っている人にとって、アルギニンの効果は目に見えるほど顕著ではない場合が多いようです。ある程度意識して、なんらかの効果が出たら「アルギニンのおかげかな」と思う程度でちょうどいいのかもしれませんね。